よくある質問
自作ターゲットにICDをどのように接続するのですか?
ICD-UはRJ12 コネクターを持っていますので同梱されている RJ12ケーブルで プロトタイプ・ボードに接続して下さい。もし、プロトタイプ・ボードにRJ12 ICD接続を加える場合は、下記のピンアウトになります:
ICD-Uからターゲットに接続 | ||
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ICD | ターゲット | ピン説明 |
1 | 6 | ターゲットPIC® MCU、又は、PIC® DSC上のピンB3 - これはオプションでC言語リアル-タイム・デバッガのために使用されます。 |
2 | 5 | ターゲットPIC® MCU、又は、PIC® DSC上のピンB6 - ICSP Clock |
3 | 4 | ターゲットPIC® MCU、又は、PIC® DSC上のピンB7 - ICSP Data |
4 | 3 | Ground (GND) |
5 | 2 | 供給電圧(Vdd) このピンは信号をプルアップするために使用します。 ICD-Uは信号(3-5V)をプルアップするために、そして、もし、ジャンパーを正しい位置にセットしますと ターゲットのPIC® MCU、又は、PIC® DSCに電源供給します。 2pinのショートピンを3.3VとTarget Vdd間に接続すれば3.3Vが供給されます。 2pinのショートピンを5VとTarget Vdd間に接続すれば5Vが供給されます。 *ケースを開けて自己責任で行って下さい。 通常はターゲットに外部電源供給します。 |
6 | 1 | MCLR ターゲットのPIC® MCU、又は、PIC® DSCのMCLR/VPPピンに接続し、 47Kの抵抗でターゲット・ボードを+5Vにプルアップしてください。 ICD はプログラミング中これを+13V、 又は、PIC18J® MCU, PIC24/33® MCU, 又は、dsPIC® DSC プログラミング中は+5Vで駆動します。MCLRにコンデンサは使用しないで下さい。プログラミング に問題を起こすことがあります。 |
ターゲット側に記載の6種のピンが存在しないデバイスの場合はどのように接続すれば良いですか?
- ICD-UはUSBポートから直接電源を取ります。但し、ICD-Uの5番ピンとターゲットデバイスの2番ピンの間の接続は変更しないでください。
その理由の1つは、ICD-Uがこの接続を使用して電圧値を引き上げるためです。もう1つの理由は、ICD-Uがターゲットボードに+3.3Vまたは+5.0Vを供給できるからです。
ICD-Uはこの接続を電源値をプルアップするために使用します。これはケースを開けてジャンパー・ピンを正しく接続して下さい。※自己責任で行って下さい。
ターゲットICD回路図
- イン-サーキット・プログラミングとデバッギングを使用するためにI/Oピン B6とB7はPIC® MCU又は、PIC® DSCでリザーブされています。 ターゲットデバイスでデバッグを使用しない場合は、ピンB6とB7をターゲット回路で使用できます。ターゲット回路でピンB6とB7を使用する場合は、 プログラミングプロセス中に回路がハイインピーダンスであることを確認してください。 但し、一部ののPIC® MCU又は、PIC® DSCでは、プログラミングとデバッグにピンB6とB7を使用しません。 常に各デバイスのデータシートで正しいプログラミングとデバッギング・ピン を見て下さい。 以下のテーブルにリストされているPIC® は異なったプログラム・ピンを使用します。
プログラミング/デバッギング・ピン | ||
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PIC® MCU | クロック・ピン | データ・ピン |
PIC12F629 | GP1 | GP0 |
PIC12F675 | GP1 | GP0 |
PIC12F683 | GP1 | GP0 |
PIC16F630 | RA1 | RA0 |
PIC16F676 | RA1 | RA0 |
PIC16F684 | RA1 | RA0 |
PIC16F688 | RA1 | RA0 |
- ピンB3 はオプションです。そして、プログラミングには使用しないで下さい。しかし、デバッガのモニター機能はB3 を使用します。モニターを使わないでプログラムとデバッグする場合はB3 をターゲット・ハードウエアに割り当てることは可能です。もし、モニター機能を使用しない場合は、ユーザー・ストリームをConfigure Tab でディスエーブル[Configure Tab→Enable Userstream→False]にすることが出来ます。そして、ICD-Uのピン1とターゲット・デバイスのピン6 の接続は問題にはなりません。古いバージョンのソフトウエアではConfigure Tab を使ってユーザー・ストリーム[Enable Userstream]をディスエーブル[False にする]出来ませんので、ピンは常にハイにプルアップする必要があります。B3はモニター機能のために推奨されていて PIC® MCU又は、PIC® DSCのすべての ピンはこの機能をサポートしています。
- MCLR ピンはプログラミングとデバッギングに使用されます。プログラミング中、MCLRピンは+13Vを供給します、又は、PIC18J® MCU, PIC24/33® MCU 又は、dsPIC® DSCでは+5Vを供給します。ターゲット側のMCLR 回路のプルアップ抵抗は47kオームの範囲を推奨します。+5V への47Kの抵抗はPIC® MCU又は、PIC® DSCの+13Vアイソレーションとしては十分です。しかし、もし、何かがMCLR ピンに接続されている場合は13Vが障害や干渉をしないように気をつけて下さい。
- 低電圧プログラミング・モードを使ってのプログラミングは出来ません。CプログラムでNOLVPヒューズを設定する必要があります。
例:ソースで#FUSE NOLVP - もし、ICD-Uをターゲット・デバイスのデバッグのために使用するためにはターゲット・チップのオシレータはICDがデバッガとして動作するために動作(発信)していなければなりません。ICD-UはPIC® MCU又は、PIC® DSCのプログラミングをオシレータなしで行うようにクロック信号をジェネレートします。
- 下記のようなある種のチップは標準のバージョンではデバッギング機能を持っていないチップです。デバッグのためには特定のICDバージョンのチップが必要です。ICDチップは標準のチップより多くのピンを持っています。
ICDデバッギング・ヘッダーの参考例: | |
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PIC® MCU | PIC® MCU-ICD |
PIC10F200/2/4/6 | PIC16F505-ICD |
PIC10F220/2 | PIC16F506-ICD |
PIC12F508/509 | PIC16F505-ICD |
PIC12F510 | PIC16F506-ICD |
PIC12F519 | PIC16F526-ICD |
PIC12F609/HV609 | PIC16F616-ICD |
PIC12F615/HV615 | PIC16F616-ICD |
PIC12F629 | PIC12F675-ICD |
PIC12F635 | PIC16F636-ICD |
PIC12F675 | PIC12F675-ICD |
PIC12F683 | PIC12F683-ICD |
PIC16F505 | PIC16F505-ICD |
PIC16F506 | PIC16F506-ICD |
PIC16F526 | PIC16F526-ICD |
PIC16F610/HV610 | PIC16F616-ICD |
PIC16F616/HV616 | PIC16F616-ICD |
PIC16F627A/628A | PIC16F648A-ICD |
PIC16F630 | PIC16F676-ICD |
PIC16F631 | PIC16F690-ICD |
PIC16F636 | PIC16F636-ICD |
PIC16F639 | PIC16F636-ICD |
PIC16F648A | PIC16F648A-ICD |
PIC16F676 | PIC16F676-ICD |
PIC16F677 | PIC16F690-ICD |
PIC16F684 | PIC16F684-ICD |
PIC16F685/687 | PIC16F690-ICD |
PIC16F688 | PIC16F688-ICD |
PIC16F689/690 | PIC16F690-ICD |
PIC16F716 | PIC16F716-ICD |
PIC16F785/HV785 | PIC16F785-ICD |
PIC18F13K50 | PIC18F14K50-ICE |
PIC18F14K50 | PIC18F14K50-ICE |
PIC18LF13K50 | PIC18LF14K50-ICE |
その他のデバイス | 上記と同様にデータシートを参考にして下さい。 |
CCS コンパイラ・デバイス・データベース[Compiler Device Database]: PICCインストール・ディレクトリにある実行可能ファイル "chipedit.exe"を開きます。左列リストでサポートされている全てのデバイスからターゲット・デバイスを選択します。 "ICSP Pins"を見つけるためにはデータベースエントリの"Tools"セクションを展開して下さい。下にピンク色で強調表示されています。