スタータ・キットを含む全てのプロテウスPCBデザインとプロテウスVSM製品に"Advancedシミュレーション・オプション"を加えることができます。それは、最大限の範囲でグラフ表示を基本とした解析を提供し、ベーシック・シミュレータの機能を拡張します。 グラフ・ベースのシミュレーションは最初に回路を描き、ソース・ジェネレータをセットアップ、モニターするポイントを選び、そして、シミュレータを動かします。全く従来のSPICEシミュレーションと同じです。 シミュレーションが完了しますと結果を表示します、そして、好きなときにこれらを解析します。 Advancedシミュレーション機能モジュールの付加されたプロテウス・デザイン・スーツは、これを可能な限りに楽にします。
Advancedシミュレーション機能モジュールが可能なこと:
アナログ過渡[トランジェント]解析 |
歪解析 |
デジタル・トランジェント解析 |
増幅特性曲線[Transfer Curve]解析 |
混在モード・トランジェント解析 |
DCパラメータ・スイープ解析 |
周波数解析 |
ACパラメータ・スイープと動作点解析 |
フーリエ解析 |
デジタル適合性[Conformance]解析 |
ノイズ解析 |
インターラクティブ解析 |
Labcenter EasyHDL スクリプト言語 |
Advancedシミュレーション機能はすべてのプロテウスPCBデザイン パッケージと完全に統合され、プロジェクト設計のライフサイクルの重要な検証段階とすることが出来ます。
可能となりましたAdvancedシミュレーションの特徴はプロテウスVSMマイクロコントローラ・シミュレーション パッケージによって補完し理想的な機能となります。
Advancedシミュレーション・フィーチャー・モジュールの機能:
ピースワイズ・リニア・ジェネレータ・タイプ
回路図を書き、回路図に対して、ユーザーが必要とする回路解析(トランジェント, 周波数, ノイズ等)に適切なタイプのグラフを選択します。 必要なだけ多くのグラフを置くことや、同じタイプの複数のグラフを持つことも出来ます。 サポートされているグラフのタイプは: アナログ, デジタルとミックスド・トランジェント・グラフ で、同様に周波数, 伝達, ノイズ, 歪, フーリエ, ACスイープ, DCスイープ、及び、オーディオ・グラフです。後者は、トランジェント・データをキャプチャと表示するだけではなく、後でサウンドカードを通してプレイするために用いる事が出来ます。
次に、回路をシミュレーションするためにジェネレータの付加と設定し、モニターすべきポイントにプローブを付加します。 これらは他のコンポーネントのように回路図上でドラッグ・アンド・ドロップすることが出来ます。また、シミュレーションの間に再設定、又はドラッグすることも出来ます。アナログジェネレーターはDC, サイン, パルス, ピースワイズ・リニア(区分線形), ファイル, オーディオ, 対数、単周波数FMタイプを含み、ディジタル・ジェネレータはエッジ, パルス, クロックとパターン・タイプが利用出来ます。
EasyHDLを使ったRS232シリアル・ジェネレータ・データ・スクリプ
又は、注入された信号の上のより大きいコントロールと柔軟性のためにLabcenterの EasyHDL(ベーシック言語のような)を使用するスクリプトを使ってユーザー自身で書くこ とができます。EasyHDLは複雑なテスト信号のテストのためにスクリプトを書くのに使用できる プログラミング言語です。 LabcenterはこのEasyHDL言語をVerilogやVHDLなどの汎用のハードウェア記述言語よりはるかに簡単に習得し使用することが出来るものにしました。 しかしながら、EasyHDLはその相対的な簡単さにも拘らず、アナログとデジタル波形の両方の生成に使用するのに使用できて、そして、回路図上の複数のジェネレータ・オブジェクトのふるまいを指定する1つのスクリプトで複雑なテスト・ベクトルを作成するのに使用することが出来ます。
最後にどのトレースを表示するかを選択するためにグラフに1つ、又は、それ以上のジェネレータ、又はプローブをドラッグ・アンド・ドロップします。 プローブとジェネレータのセットで与えられた特定のグラフはイシスとProSpiceに回路のどの部分をシミュレートするか、そしてどのタイプの解析を実行すべきかを伝えます。
シミュレーションの後、どのグラフも最大にでき、データ上でタイミング、電圧、その他の測定値を取るときと同じように拡大、縮小することが出来ます。
コンフォーマンス解析は別のものに対して、1つのセットのデジタル・シミュレーション結果を比較します。 この考えは、以前のの回路で動作していたものが、変更後、予期しない作用が起こっていないかを立証するために行うもので、修正後に素早く再テストすることが出来るというものです。 これはソースコードを変更した後に、すべてファームウェア・プログラムを再テストする必要があるかもしれないマイクロコントローラ・ベースのアプリケーションでは特に重要です。
適合か非適合かは、テストを比較することと、グラフの最初のトレースの各エッジでの照合結果で決定されます。 テストでのエッジとこのコントロール・トレースの照合コピーが同時に起こるという必要性は全くありません。大切なのは、テストにおいてエッジを要求されていない事です、そして同時にコントロール//複製が参照コピーされます。これはデータ結果内でイベントの絶対タイミングの変更が必ずしも適合を暗示しているというわけではありません。 これはコードのどのような変更でも必ずシステム中のイベントの絶対タイミングに作用するマイクロコントローラ・アプリケーションでは特に重要です。 そのような場合、コントロール・トレースはエントリー時にコード自体によって発生するか、又はテスト中に出るかもしれません。
PIC16 CCP1モジュールのコンフォーマンス・テスト。 コントロール・トレースのエッジ(黄色のCCP1 CLK)はPWM出力がハイとローで時間が定義されます。これは弊社がPIC16 CPUモデルを変更する度に再実行した数多くのテストの1つです。