Proteus VSM[Virtual System Modelling] はハイとローレベル両方でミックス・モード・スパイス回路シミュレーションのコンテキスト内のマイクロ・コントローラ・コードの協調シミュレーションを提供するユニークな製品です。 この仮想システム・モデリング機能でユーザーの製品設計サイクル、マーケットへの時間の短縮と開発コストの低減を実現することが出来ます。
1人の人がハードウェアとソフトウェアの両方を設計するならソフトウェア・デザインと同様に容易にハードウェア・デザインを変えることが出来ます。 2つの役割が分割されているような大きな組織では回路図の概要が完成するとすぐにソフトウェア設計者は仕事を始めることが出来ます; 物理的なプロトタイプの完成を待つ必要は全くありません。*全てのProteus VSMには回路図エディタ[ISIS],ProSPICEシミュレータが含まれています。
手短に言えば、Proteus VSM[プロテウスVSM] は設計業務全般においてその効率、品質、及び、柔軟性を改善出来ます。
プロテウスのバーチャル・システム・モデリング(VSM)は設計をベースにした完全なマイクロコントローラの協調シミュレーションを容易にするためにミックスト・モードSPICE回路シミュレーション、 アニメートされたコンポーネント、及び、マイクロプロセッサー・モデルを結合します。物理的なプロトタイプを作成する前にこのように設計開発を行い、テストすることが可能です。
ユーザーがLEDとLCDのようなスクリーン表示装置やスイッチやボタン等のアクチュエータを使って設計と対話することも出来ます。 シミュレーションはリアルタイムで(又は、それに十分に近い)、行われます: 1GMHz Pentium IIIは8051システム・クロッキングを12MHz以上 プロテウスVSMはアセンブリコードと高級言語ソースの両方に対して、ブレークポイント、シングル・ステップと変数表示を含む拡張的なデバッグ能力を提供します。
ISIS(イシス)回路図エディタが示しています画面は次のマイクロチップ社TMのフル機能での 仮想表現となります。; PICDEM2+ 評価ボード, 含む - PIC18F452, Alpha LCD, TC74温度センサー, 24LC256 I2C EEPROM, RS232ターミナル, 各種ボタン, ポット, LED等
プロテウスVSMはシンプルな電圧計と電流計やオシロスコープ, ロジック・アナライザー, ファンクション・ジェネレータ, パターン・ジェネレータ, カウンター・タイマーと バーチャル・ターミナルを含む多くのバーチャル機器を含んでいます。 さらに、SPI とI2C - のための専用のマスター/スレーブ/モニター・モード・プロトコル・アナライザーを提供しています。単にそれらをシリアル・ラインに配線し、 そして、シミュレーションの間、生データをモニター又は、対話することが出来ます。 ハードウェア・プロトタイピングの前に通信ソフトを非常に安価に作成出来る方法です。
グラフに関する詳細な測定値を取りたいとか、又は、周波数、歪、アナログ回路のノイズ又は、スイープ解析等の他の解析をお行なう場合は、 Advancedシミュレーション・オプションを購入することで可能となります。 また、このオプションは適合性解析[Conformance Analysis]を含んでいます。 適合性解析はソフトウエアの品質保証のためのユニークでパワブルなツールです。
プロテウスVSMの能力の最も魅力的で重要な特徴はマイクロコントローラで動くソフトウェアとそれに接続された如何なるアナログ、又は、デジタル回路との 相互作用もシミュレート出来ることです。
ユーザーの製品設計の他の要素を持たせたアナログ回路にあるマイクロコントローラ・モデルを実際のチップの様にユーザーのオブジェクト・コード (機械語コード)の実行をシミュレートします。 プログラム・コードがポートへ書かれていますと、回路におけるロジック・レベルはそのように変化します。そして回路がプロセッサのピンの状態を変えます。 これは実際の様にプログラム・コードによって見ることが出来ます。
VSM CPUモデルはI/Oポート、割り込み、タイマー、USARTと各プロセッサでサポートされている他のペリフェラル[周辺機器]を完全にシミュレートします。 外部の回路とこれらの全てのペリフェラルの相互作用が波形レベルまで完全にモデル化されます。従って、システム全体がシミュレートされますので、 決して単純なソフトウェア・シミュレータではありません。
VSMは複数のCPUを含む回路をシミュレートすることさえ出来ますので、2個以上のプロセッサを置いて一緒に配線するのは十分に簡単です。
プロテウスVSMの持つほぼ完全なマイクロコントローラ・システムのリアル・タイム・シミュレーションを実行出来独特の能力は十分に評価されると思いますが、 その実際の能力はシングル・ステップ・モードにおいてこれらのシミュレーションを実行できる所にあります。これはシングル・ステップのコードを除いて、ソフトウェア・デバッガのように動作します。 マイクロコントローラとそれに接続される外部機器を含んで全体として回路の動作を観察することが出来ます。
VSMはプロセッサ・ファミリーやユーザー使用するツールにより多くの方法が可能です。プロテウスVSMがサポートするコンパイラの詳細な情報に関しては サードパーティー・コンパイラのページを参照してください。
PIC24 Virtual Explorer16 Designのためのデバッギング・ウィンドウ。示されているのは、ブレーク・ポイントと高レベルと低レベル命令を示すソース・コード、SFRの拡張可能な名前でのウォッチ・ウィンドウ、拡張可能なコンパウンド・タイプでの変数ウィンドウとユーザー構成可能なIDLOCメモリー・ダンプです。
プロテウスは包括的な診断、又は、トレース・メッセージを備えています。これはその時々で興味があるコンポーネント、又は、プロセッサ周辺機器を指定することが可能です。そして、全動作とシステム相互作用の詳細なテキスト報告を受け取ることが可能です。これはデバッギングの方法として非常に有効で、物理的なプロトタイプ上で出来ることよりも速くソフトウェアとハードウェアの両方で問題を見つけて修正することを可能にしています。
診断セットアップとアルファヌーメリック[英数字]LCD表示モデルからのメッセージを示すシミュレーション・アドバイザー
サポートされている各ファミリーのためのマイクロプロセッサ・モデルに加え、パッシブ部品のための数千の"標準"モデル、TTL/CMOS、メモリー等がサポートされています。プロテウスVSMは組み込まれたペリフェラル・モデル、英数とグラフィカルLCD表示からDC, BLCD、サーボモーターとイーサネット・コントローラ・チップまでの包括的なライブラリを備えています。プロテウスに含まれるペリフェラル・モデルはここあります。
プロテウスVSMがいかなる他の製品との比較でも機能上はるかに優れていると思っています。比較分析[英文]、又は、カスタマーのコメント[英文]を参考にして下さい。