Proteus[プロテウス]には全てのバージョンのプロフェッショナルPCB設計ソフトウエアに フルに統合されたシェープ・ベース・オートルータが無償 で含まれています。
ルーターはネットの自然な流れに沿った配線になるようマルチパス・コストに基づくコンフリクト減少処理を行っていますので ネットの流れに適応したルーティング・ソリューションが得れます。 現在ではアダプティブ配線アルゴリズムが完成度を上げるための最も良い方法と見なされており 手動配線と区別するのが困難な程の配線結果となります。
シェープ・ベース・オートルーターでは基板の各部品は多角形の形状として特定の配線グリッドを参照しないで表されます。 これはルータがインチ系やメートル系の部品の混合や、色々なピッチのSMD部品を乗せて容易に処理できるようになります。 またグリッド・ベースのルーターと異なり、シェープ・ベース・オートルーターでは問題を解決する為に特別に動作させると言う必要がないため 高密度や精密ピッチ基板の配線時間が低密度基板に対して大幅にかかることはありません。 ルーティング時間はボード上の部品の数と配線する接続点数にのみ依存します。
6層基板においてのプロテウス・シェープベース・オートルーターの実行前と後の例
プロテウスの全てのバージョンは統合化したシェープ・ベース・ルーターと自動化された配線モードを含んでいます。 しかしながらアドバンス機能(PCBデザインレベル2以上)を持っているユーザーはインタラクティブ(対話)モードもしくはカスタム・ルーチング・スクリプトを書く事で配線を操作する事ができます。
プロテウス・シェープ・ベース・オートルータ(全製品)に下記の機能が含まれています。:
プロテウス・シェープ・ベース・オートルータ(PCB デザイン・レベル2以上)には以下の機能も含まれます。:
プロテウス・ルータには3つの主な実行モードがあります;全自動配線モード、バッチ・モード(スクリプトによる記述)と対話型モード
全てのユーザーは全自動配線モードが動作可能ですが、アドバンス・フャーチャー・セット(PCB デザイン・レベル 2, レベル 2+ とレベル 3)を
有するユーザーはバッチモードと対話モードも動作可能です。
全自動配線モードでのコンフィギュレーション・オプション
このモードではユーザは単にフットプリントを配置し、必要なデザイン・ルールとネット層の構成を行った後、ルータ・ダイアログ・フォームを呼び出します。 必要に応じて配線開始前に制限付きではありますがコンフィギュレーション・オプション(それらの用法がわかる文脈依存型ヘルプ付き)の利用による 調整が可能です。次にボード全体は前もって定義されたシーケンスに従い、構成可能な値を考慮して配線されるでしょう。 これは最も簡単で 最も一般的な配線モードであり、それほど複雑でないか、密集していないPCBの配線に適しています。
このモードはユーザーがルータコマンド言語を使用して独自の配線シーケンスを書き、スクリプトをバッチ処理で実行します。 これはボードがさらに 複雑かもしくは、より重要な制御が必要である時に役立ちます--例えば追加の配線ルールとコスティングやファンアウトの長さ制御。 言語構文は「SPECCTRAルータ」に使用されているものとほぼ同様であり、ソフトウェアの中に完全なドキュメントとして入っています。
このモードはユーザがARESアプリケーションからコマンドを直接タイプ入力し、最も優れたレベルの柔軟性を提供します。 これはそれぞれのコマンドの進捗状況を見るだけでなく、ユーザはボード領域の選択や一連の配線接続を選んで、そしてタグ付けをされた領域/項目 のみルーティングコマンドを実行します。 このモードは高密度ボードやルータ性能の再検討と繰り返す事による性能向上を望むユーザによく合います。
プロテウス・シェープ・ベースオートルーターが、インタラクティブ・モードによる手動ルーチング・コマンド入力で動作中